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2007年(平成19年)4月現在

1 「春秋会」とは・・・
 「春秋会」とは、大阪弁護士会において7つある(いわゆる)「会派」の1つであり、後記の目的を掲げ、活動を行う、大阪弁護士会所属弁護士によって構成される任意団体です(他に、会派としては、友新会一水会法曹公正会法友倶楽部五月会法曹同志会があり、それぞれ特徴ある活動をされています)。
 大阪弁護士会の会員数が約3050名のところ、約520名の会員数を有し、現時点では最大会派ではあります。

2 春秋会の由来と変遷
 春秋会は、1958年(昭和33年)7月5日に結成されました。   
 大阪弁護士会に登録した10年にみたない3期から10期までの弁護士約60名で結成され、その名称は、司馬遷の史記の「春秋に富む(年若く、将来が長い)」から名付けられたとのことです。
 結成の趣旨は「大阪弁護士会役員選挙にからむ公然たる買収・饗応の弊風の刷新」であり、「選挙の公正、明朗にならなければ役員候補者(常議員も)を推薦しない」(設立時の綱領)とのいうものでした。
 当初の春秋会は、1965年(昭和40年)1月には大阪弁護士会会長候補(昭和43年度)の立会演説会を、1967年(昭和42年)には日弁連会長候補者の意見をきく会など開催しました。
 
 その後、1964年(昭和39年)には、春秋会は規約を 「当会は、弁護士会の社会的使命に対する深い認識と反省のもとに会員相互の 研鑽、親睦をはかるとともに、大阪弁護士会の弊風を刷新し、その健全な発展を促進することを目的とする」 と改正し、1965年(昭和40年)からは大阪弁護士会の副会長を送り出していくことになります。
 いわば、「監視・批判団体」から「政策団体」への変換です。
 その後、春秋会は、大阪弁護士会の副会長だけでなく、2007年度(平成19年度)の山田庸男会員に至るまでに、併せて7名の大阪弁護士会・会長を輩出し、さらにその間3名の日本弁護士連合会・会長を大阪から送り出しています。

3 春秋会の(現在の)目的
 春秋会は、1996年(平成8年)に綱領を改正し、春秋会の結成時の精神を継承しつつ、新しい活動目標を次のように定め、現在に至っています。

(1) 弁護士の基本的使命を自覚し、すべての人々の人権の救済・伸張・確保に努める。
(2) すべての人々に開かれた司法を実現するために、弁護士会を含む司法制度の改革と司法機能の充実を積極的に推進する。
(3) 司法と人権の諸課題について、協同して研鑽を積み、政策を提言し、その実現に努める。
(4) 会の運営は、会員の自由と平等、全員参加を本旨とする。
(5) 会員相互の信頼と友情を育むよう親睦を図る。

 ただ、前述の、約520名の春秋会会員のうち、おそらくは、春秋会結成後に生を受けた人がほとんどだと思われる司法修習(現行)50期台以降の会員は約150名(構成比29%)、同40期以降ではすでに約270名(構成比52%)となっています。
 これらの、若い期の弁護士は、正直なところ、春秋会の由来・変遷はもとより、上記の最新の「綱領」の内容すらも正確には覚束ないのではと思います。
 それでも、春秋会の先輩弁護士との交流などを通じ、無意識のうちに、春秋会の伝統は受け継がれているのでは、と期待しています。

4 春秋会の組織・機関
 上記のような目的のために、春秋会は、規約に基づき、下記の常設の組織・機関を有しています(他に、総会または幹事会により「特別委員会」が設置されることもあります)。

(1) 総会
   春秋会の綱領・規約の変更等を決議する、春秋会員全体による、春秋会の最高議決機関です。毎年3月および9月に定時総会、他に、必要に応じ「臨時総会」が開催されます。
(2) 幹事会
   「(春秋会の)規約・細則、または総会の決議により、幹事会が決定し、かつ、執行すべき事項」を決定・執行する、各期から選任された幹事および全期から選出された幹事からなる、毎月1回(定時。他に必要に応じ臨時に開催される)開催される、総会に次ぐ機関です。
(3) 常任幹事
   幹事会により互選された、7名からなる、幹事会を統轄し、各自当会を代表する常設の機関です(便宜上、「筆頭」を置いています)。常任幹事は当会の各種委員会に随時出席してその意見を述べることができ、さらに、政策、人事、庶務、親睦、広報、会計を担当する者を互選することとなっています。
(4) 委員会
   春秋会には、規約上も、選考委員会、広報委員会が置かれ、他にも、政策委員会、研修委員会、親睦委員会などが積極的に活動しています。
(5) 若手会
   春秋会にも、登録10年未満の会員からなる、春秋若手会があり、積極的に活動されています。

5 春秋会の今後
 春秋会は、来年度(2008年・平成20年)には、50周年を迎えます。
 他方、前述の通り、もはや、会員の3分の1ないし半分を占める、若手の春秋会員の中には、「春秋会とは何だろう?」「春秋会の、大阪弁護士会における役割は?」「依頼者のために仕事を誠実にする以外に、会派活動をする意義はなんなのだろう?」などの疑問を持っている方々も多いように思います。
 これから、春秋会はどうあるべきか、について、対外的なご意見も踏まえつつ、春秋会員全体で一度考えてみるべき時期に来ているのではないでしょうか?

平成19年度春秋会常任幹事会